先日のことですが、インターネットラジオ(以下、ネットラジオと略)の番組に出演する機会がありました。ネットラジオとはその名の通りネット回線を通じて配信される音声放送のことで、NHKや民放など地上波の放送局がradiko(ラジコ)などの配信システムで行うガッツリしたものから、スマホで収録した音声をサクッと配信するような個人的なものまで、実に様々なスタイルがあります。僕が出演したのは神宮前ラジオという放送局の番組で、東京・渋谷区神宮前にあるネットラジオ局です。ネット配信の他、周辺地域向けに88.8MhzのミニFM電波の放送もおこなっています。
収録スタジオの様子
僕が出演したきっかけは、神宮前ラジオでパーソナリティーをしている方が、僕をトークゲストとして呼んでくれたからでした。そのパーソナリティーは“正樹”さんというシンガーソングライターで、ボイストレーナーとしても活動している方です。元はと言えば彼は当店のお客さまでして、最初にいらしたのは4年くらい前でしょうか。目力が強くて渋めの良い声をした、とても印象的なお客さまだったのを覚えています(要は濃い人!笑)。いつもよく手入れされた自転車で来てくれていたので、当時まだ自転車乗りの端くれだった僕は「こだわりの人だなぁ」と思ったもんでした。
ON AIRのネオン、憧れます
収録日はよく晴れた日で、訪日外国人ばかりの原宿の街を、待ち合わせ場所まで気持ちよく歩きました。神宮前ラジオのスタジオは通りからちょっと入った、とある建物の一室です。到着すると二人の方が出迎えてくれました。一人は神宮前ラジオの代表者・秋場さん。もう一人は新人の女性エンジニアさんです。挨拶を済ませると早速収録の打ち合わせを始めました。秋場さんはご自身もラジオDJとして全国を飛び回っており、エンジニア側として収録にあたるのは久しぶりとのこと。光栄です。
場所が分かりにくいからと、近くで待ち合わせ
打ち合わせの様子。壁面には様々な番組のサインプレート
僕の店について説明を始めたら、秋場さんは店の前をよく通っていたことが判明!地元に共通の知り合いがいることも分かり驚きました。と、ここで出された飲み物のコースターを見て更にビックリ!当店と全く同じレコード柄のコースターでした!全て単なる偶然なのですが、シンクロして何かが起こるこの感覚、久しぶりです。必要な打ち合わせを済ませると、程なくして収録席へと招かれました。ヘッドフォンを着用しマイクが向けられると、音声の調整や確認があり、いよいよ収録の始まりです。タイマーが動き始め、ジングル音(放送局名や番組名をコールする短いメロディ)が聞こえてきました。
まさかの同じコースター!自分の店以外で初めて見ました
収録中。緊張で頭が白髪に、、、じゃなくて真っ白に。
「正樹のGive Give Give Radio!」番組タイトルコールがあってフリートークが始まりました。そしてゲスト名が紹介され、僕は自己紹介から話し始めたのですが…、本番が始まってからはいわゆる「頭が真っ白」状態に。実は話した内容をあまり正確には覚えていません。でもざっくり言うと、会社員を辞めて飲食の道へ飛び込んだ頃から、現在の店舗を構えるに至るまでの話です。中でも特にしっかり伝えたいと思っていたことがあって、それは大きな決断を迫られる機会が度々訪れる中、何を一番重視し、どのように道を選択してきたのか?と言うことでした。
実はコレ収録後の一コマ。
とにかくあっという間でした。収録を終えての感想は「上手く話せなかった」の一言に尽きます。正樹さんとの会話なのに、その向こうで不特定な人々が聴いていると思うと、途端に上手く喋れなくなるのです。しかも編集ナシの一発録り。話の流れを止めないことも重要で、こりゃ想像以上に難しい!実は2年前、僕は年初めの抱負として「ネットラジオをやる」とコラムに書いています。やるやる詐欺です。今回の経験がそんな自分にどのような影響をもたらすのか、我ながら興味深い所です。
今回の放送はコラム公開時点では既に終了しているのですが、追って過去放送分としてアップされたら聴けるようになります。URLは当店のSNSでお知らせするつもりなので、良かったらチェックしてくださいね!
今回の放送はコラム公開時点では既に終了しているのですが、追って過去放送分としてアップされたら聴けるようになります。URLは当店のSNSでお知らせするつもりなので、良かったらチェックしてくださいね!
よかったら聴いてくださいませ!
この記事へのコメント
hirune
今度聴いてみたいです
ほな
緊張されたことでしょう。