第68話 音楽と珈琲

  • 2018.12.03
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仲間達と立ち上げたシェアオフィス兼ショップのJuhla Tokyo/ユフラトーキョー。早いモノでもう5ヶ月が過ぎました。「僕以外は全員音楽関係者。」「お店をやるのに小売業経験者は僕だけ。」という状況からスタートし、試行錯誤を繰り返しながら少しずつ形になってきたと感じています。この間に、フィンランド音楽担当のシオミさんは2度も現地を訪れ、様々な生の情報と音源を仕入れてきました。また地元・谷根千アーティスト担当のO川くんはユフラトーキョーの代表として、千駄木に根差した新たな出会いと繋がりを本当にたくさんもたらしてくれました。


僕はと言えば、ショップオリジナルの『ユフラブレンド』を作ったくらいですが、コーヒーの仕事をずっと一人でやってきた自分にとっては、誰かと“つるんで”やること自体が既にチャレンジでした。そして“僕の店じゃないけど僕の居場所”という、どこかモヤッとした関係性の中でバランスをとっていくことは、想像以上にとても大きなエネルギーを必要としました。


なぜならユフラを取り巻く人達は、関係者全員が僕より年下。それもほぼ一回り…いや、二回り下も珍しくない。つまり僕だけポツンと最年長なのです。だから社会人経験の長さのせいで、当初は企画や運営などについ細かく意見してしまうこともありました。でも考えてみれば僕自身は代表者でない以上、不用意に全体をリードするような発言は、このコミュニティー全体にとって好ましくないのでは?感じるようになり、本当に必要だと思う時以外は一歩引くようにしました。それは「対等な信頼関係を築こう」と思う僕なりのアプローチでした。これはあくまでも自分の心の内側の話なので、ユフラトーキョー自体は順調に育ってきていますけどね♪


そんな風に運営に関わる中で、僕にはユフラで実現したいことがいくつか出てきました。その中でも一番形にしたかったのが、音楽とコーヒーのコラボレーション企画でした。結成当初からアイデアとして出ていましたが、皆それぞれの仕事もあるし、目先の事にも追われてなかなか進まない企画でもありました。でもこの冬、遂にそれが実現することとなったのです!

それはユフラトーキョーのコンピレーションアルバム制作と、その音源にユフラブレンドを組み合わせた『音楽と珈琲』セットの商品化です!このアルバムはユフラトーキョーで扱っているたくさんのフィンランドアーティストの中から、お薦めの曲をセレクトし一枚のアルバムに仕立てたものです。これを作るため曲ごとにその版権所有者へ許諾を求め、原盤データを提供して頂く作業は、僕以外のメンバーが頑張って形にしたものであり、そこは頭が上がりません。僕はこれに組み合わせるコーヒーとして、誰でも親しみやすいようドリップバッグの製造を企画し、また全体のパッケージ仕様も考えました。これを書いている今はアルバム制作最後の追い込み作業をしていますが、間もなく完成を迎えます。


そして今回は太っ腹なサーモスさんのご厚意で、クラブサーモスにてこのセットのクリスマスプレゼント企画を行って頂けることになりました!応募要項などを別途ご覧頂き、是非ご応募頂けたら嬉しいです!もともとこのセット自体が数量限定なので、当たった方はとてもラッキーかと♪

僕は『上質なコーヒーのある、豊かなひととき』を理念としてきました。その意味で音楽とコーヒーを組み合わせて届けられるのは、想い描いた理想形の一つであり、それが実現出来る今の居場所は、偶然にしちゃ出来過ぎだなといつも思います。


クラブサーモスの読者の方に、「音楽と珈琲」を3名の方にプレゼントいたします!

美味しいコーヒーを楽しみたい方は是非ご応募ください!
※ご応募にはクラブサーモスの会員登録が必要です。




この記事へのコメント

まるこ

寒くなりましたので、
コーヒー☕️でほっこりしたい気分です

ほな

キレイな色彩。

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