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ズボラさんのための“ついでハイキング”のすすめ

  • 2017.10.10
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長谷部 雅一




楽しみにしていた猪鍋は、想像通り旨かった。
僕が好きなのはすき焼き風で、この夜はいつにもまして日本酒を胃に流し込んだ。
早春から晩秋にかけて、テレビ番組や雑誌などでは登山やハイキングといった遊びで紅葉を楽しむ「紅葉狩り」を目にすることが多くなる季節。
エリアにもよるが、高山ではすでに紅葉が始まり、低山では10月末くらいからが紅葉を満喫しやすい時期になる。日本で生まれた以上は日本の素晴らしい秋の自然は楽しみたいところ。ただ問題は、紅葉を見に行くだけのためにお出かけをするのはちょっと腰が重い…と頭の中のもうひとりの自分が強くささやくこと。

その気持ち、僕も時々なります…。そこでオススメなのが、「ついで」ハイキングだ。第一目的がハイキングや登山だと腰が重くても、モチベーションが高まる何かのついでにハイキングや登山も楽しんでしまおうというものだ。

今回僕が実践したのは、その名も「ちょっと早い秋の食欲・お風呂を満喫しながらついでに山歩きツアー」だ。丹沢方面への旅で、無性に食べたかった猪鍋をうまい酒と一緒に味わうのが主目的。日程のとり方も気が抜けるほどゆるい。まずは仕事が終わってからそのまま夜宿に入る。決して移動のために追加で休暇を取るなんてもったいないことはしない。

この日はお酒と猪鍋、お風呂を思う存分満喫して、翌日はすぐ帰るにはちょっともったいないのでお弁当を食べにハイキングに行くという1泊2日デザインだ。

だいたいの宿では、お湯はお願いすれば出発前にボトルに注いでくれる。
宿のおばちゃんに入れてもらうと、なんだか愛情も込められているような気がした。

この旅において、主目的で大満足した翌日がポイントだ。どれだけ手を抜いて自然を満喫するかを考える。今回一番楽しみたかったのは自然の中でのランチ。でもこのランチの準備が面倒なことも多々ある。そこでおすすめなのが次の2つだ。

昨晩は夜で気づけなかった周辺の自然に翌朝気づけるのもこの旅の醍醐味。
今回は標高500mから900mと低い山をゆっくり散策した。


1:お弁当は宿にお願いしよう
最近ではシングルストーブを使ってのランチも人気だが、事前準備も面倒なときは宿にお願いするのが一番。
オススメはおにぎり弁当で、そのシンプルさが自然の中でのランチにマッチするのだ。

2:温かい飲み物のために宿からお湯をもらおう
こちらも、ガスの燃料云々のことを考えず、必要分を宿からもらってしまおう。
そうすることで、インスタント麺やコーヒーなどを手軽に楽しむことが出来る。



おにぎり弁当が美味しくなるプラスアルファはインスタント麺。
寒くなり始めるこの時期には最高の一品。

シンプルなおにぎりに濃い味の漬け物。そして汁代わりの麺。
このシンプルさが自然の中で食べるにはちょうどいい。

山でのご飯は、なぜだか人に作ってもらったおにぎりと、インスタント麺がたまらなく美味しいことがある。僕はこれまで自分用にも、雑誌用などにもかなり色々なシングルバーナークッキングをしてきたが、一巡りしていまはこれが一番旨いと思う。

旨いお昼と秋に変わりつつある自然。今回は視覚的にはまだだったが、風や鳴く鳥、空の様子で秋を堪能することが出来た。

みなさんも、ぜひ「ついでハイキング」を楽しんでみてください。


今回、丹沢名物のヒルにも遭遇。
みなさんは塩や専用スプレーでしっかりとヒル対策をしましょう。



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長谷部 雅一 Masakazu Hasebe

アウトドアプロデューサー / ネイチャーインタープリター

1977年4月5日生まれ。埼玉県出身。有限会社ビーネイチャー取締役
2000年から2001年の世紀をまたぐ時期に丸一年をかけての世界一周の旅をする。

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