第38話 雨でもまけず

  • 2017.08.07
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7月の最後の土曜日に、東京湾岸エリアにある某大型ショッピングセンターで、コーヒーのドリップセミナーを行いました。 ここでは5月に初めてセミナーを行ったのですが、大変好評だったので、すぐに今回の第二弾が実現しました。 ドリップセミナーは、参加者ひとりひとりに目が行き届きアドバイスし易くするため、少人数制にしています。 この日も1回につき4名限定とし、一日でこれを4セット行うイベントでした。
本日1回目は女性2名がお友達同士でお申し込み。ご近所の方かと思いきや、ネットでチェックして、わざわざ遠方から足を運んでくださってのご参加だとか! そういうの、とても嬉しいし有り難いなあって、いつも思います。 さあ、ご挨拶もそこそこに早速セミナーの始まりです!

まずはドリップ手順を詳しく解説し、次にその手順通りのドリップを間近でご覧頂きます。 最初に豆を挽いてすぐの香りを嗅いで頂くのですが、焼き立て・挽き立てのその豊かで芳醇な香りに、必ず皆さん「うわーっ、いい香り~♪」と声を上げます。 その瞬間、僕は心の中で少しドヤ顔です。注湯を始めると、粉がとても大きく膨らんできます。 皆さんから「うわー、こんなの見た事ない!」の声。僕はドヤ顔を必死に隠します。 そしてドリップしたコーヒーの試飲。「うわー、美味しい♪」はい、スイマセン、もうこの時点でドヤ顔隠せません!
次にいよいよ参加者の番です。皆ドリップ中は緊張し集中しているので、他の参加者の様子を見る余裕はありません。 でも他の人のドリップと見比べると学ぶことが多いので、全員一斉ではなく2回に分けて行います。 今回は二人なので、ひとりずつドリップしては味見していきます。 この時面白いのは、同じ味にはならない事。 誰でも分かるくらい必ずそれぞれの味わいが異なるのです。 条件は一緒ですから、違いが生まれるのは注湯のコントロールというだけです。 これも皆さんいつも感心されるところですね。

本日2回目は3名でのご参加。この回もお仲間同士で、和気あいあいとお喋りしながら盛り上がりました! こちらは更に味わいが上手い事分かれて、苦味、酸味、その間、と三者三様です。 そして何より面白いのは、ドリップした本人の性格も出るという所。 ハンドドリップで性格診断が出来るんじゃないか?ってくらいです。
本日3回目は、参加者リストを見ると、、、0名。えっ、0名!?
実はこの日、隅田川花火大会だったのです!だから皆さん早々に帰宅したり出掛けたりで、後半は申し込みが入らなかったという非常事態に! たしかに店内も急に空いてきました。さすがに隅田川の花火には勝てません。 しかも何だか外の様子がおかしい。黒雲が立ち込め、風が強くなっています。 雨です!花火はどうなってしまうのか!

自分のイベントの心配を余所に、花火大会が気になる僕。おもわず外の様子を見に行きました。 中庭のステージでは、アイドルの卵?が雨に濡れながら必死に歌い踊っていました。 雨は強弱を付けながら降り続けます。 でもこの状況で最終回に1名の参加者が。 実は店のスタッフが、自腹で申し込みをしてくれていたのです!マンツーマンだった事もあり、珈琲器具の接客に役立つような特別授業を行いました。
いつもセミナーではドリップが楽しみでワクワクするようなコーヒーの魅力をお伝えしています。
機会があればドリップセミナーでお会いしましょう!


この記事へのコメント

ライスマン

カフェブームの背景にはうまいコーヒーの存在は欠かせない。

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