船旅・自転車・鬼退治

  • 2026.04.07
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「それだったら、鬼退治に行くといいよ!」
香川県、高松の街でふらっと入った居酒屋での出来事です。口の周りをオイリーにしながらオススメされた名物の骨付き鳥にかぶりついているときに、意気投合したおじさんに素敵な旅のプランを教えて頂きました。
旨い酒とつまみ。そして出会いからこの旅は始まりました。
おしぼりで口のオイルをぬぐい、肉を飲み込んでから一言。
「それ、いいですね!明日行ってみます!」
出張中の僕の空き時間はこれで決定です。

まだちょっぴり薄暗い早朝に、船着き場で鬼ヶ島行きのチケットを購入します。鬼ヶ島は別名で、実際は女木島(めぎしま)が正式名称です。高松市の北におよそ4kmのところに浮かぶ小さな島で、フェリーに乗ればほんの20分程度で行くことができるので、小さな旅には最適です。絵本の「○○を探せ!」のようなカラーリングの船に車や荷物、観光客の方達と一緒に乗り込んで、いざ、鬼ヶ島に向かいます!
鬼ヶ島(女木島)行き切符売り場。早朝なのにすでにたくさんの人がいました。
想像以上に個性的なフェリーが上陸。いよいよ乗船!
いつだって、出港の際の船体が地響きのように震える振動が体に伝わる感覚は、ワクワクします。数分経つと目の前には鬼ヶ島。島の外周は約8kmで真ん中辺にこんもりと山があり、なんだかイメージする本当の鬼ヶ島のようなサイズ感で、少しドキドキしてきている自分がいます。これからリアルRPGが始まる!鬼ヶ島に着岸したら、海鳥のアート作品にご挨拶をしてから、いざ出陣です。
デッキから見えるのは鬼ヶ島。この船時間僕は大好き。
鬼ヶ島はアートの島の側面も。風になびく海鳥たちがお迎えしてくれました。
鬼ヶ島の移動方法は電動アシスト自転車。イヌ、サル、キジはなし。実に現代的な方法です。乗り慣れない電動アシストの恩恵を受けながら、いざ山の上の鬼の住処に漕ぎ進めます。
まだ太陽が低い時間に自転車で疾走するのは最高の気分!
普段乗るのはロードバイクの僕。こういう自転車もいいなあ。
まだ薄暗く肌寒い海沿いを走っていると、だんだん上り坂になっていく。幅は狭く、少しでこぼこの道。カゴの荷物が騒がしく揺れながら、ギリギリ飛びださずにいてくれます。アシスト機能の能力を最大にしてしばらく走ると、いよいよ赤鬼が見え始めました。
カゴで暴れる荷物達。
見上げた先に見えた赤鬼に少しドキッとする僕。
現代の鬼の住処は、大人は600円の入場料を払って入ります。天井が低い洞窟の入り口をくぐり抜けて、中に潜入。薄暗い洞窟内は広い空間になっていて、いくつかの部屋に分かれているような構造です。昭和感あふれる表記に従いながら順路に合わせて進んで行くと、次々と現れる鬼達!その先にはさらわれた女性(村民?)。ドキドキしながら進んだその先には、最後に鬼と握手している桃太郎。この物語はどうやら自動的に平和で終わったようです。
いよいよ鬼の住処に潜入。
どうしてここをこういう場所に?は置いておいて楽しむ僕。
鬼よりもビックリした、さらわれた村人発見。
ハッピーエンドな終わり方が、なんだか好き。意外と楽しかったなあ。
鬼の住処を抜けて、元の世界へ。
鬼退治というか、鬼との和平条約が結ばれた洞窟を抜けたら僕のミッションはコンプリート。明るい空と外気に触れたらちょっとした高台に歩いて登り、あったら写真を撮りたくなる“顔抜き看板”で桃太郎になってみる。「ひとりで写真撮っているところ、誰かに見られたらちょっと恥ずかしいな…」を今回も味わったら、予定の船まで島の散策タイムに移行します。
やっぱり撮っちゃうよね(僕は)。
高松市街が近い!を体感中。瀬戸大橋までしっかりと見える地理感が新鮮。
帰りの船の出港までまだ1時間以上時間ある。電動アシスト自転車に再びまたがり、せっかくなので島をぐるっと一周することにしました。行きに頑張って登ったので、帰りはほぼ下り。スピードを出して小さなカーブを曲がり、遠ざかる野鳥の鳴き声を振り切って、とにかく心地よさに身を任せて進む。この日はカフェとかお店とかはお休みだけど、自転車を走らせるだけで充分気持ちがいい!

時折目に飛び込むハセベ的気になるモノを見つけては立ち止まり、写真に収めていきます。道に止まった昭和遺産的乗り物を眺めて、なんともアーティスティックな建物と出会い、朝早かったので途中の海辺で10分くらい昼寝…。実に充実した時間。朝5時に宿を出たかいがあるってもんだ!
もの凄く惹かれたマシン。これ、乗ってみたかったなあ。
ゾクゾクするほど惹かれた建物。広い空の下、異様な存在感を放っていました。
寝起きに潮風を浴びて、さて、出発。
港に戻る最後のストレートでは、平和そうに過ごすネコたちに遊んでもらい、町からまたやってきたフェリーに乗って高松市街にもどりました。
普段は逃げられがちなネコ。今日は少し近くなった気がしました。
たくさんの人を乗せてまた鬼ヶ島にフェリーがやってきました。
鬼ヶ島から無事に帰還した僕は、早めのランチを取ったら業務再開というスケジュール。せっかくなので町をぶらつき、ビビッときた小さな洋食屋さんの扉を開けて席に着きます。手作りハンバーグにエビフライ、ケチャップ味のスパゲティーという大満足のサービスランチをいただいたら充電完了。この日のお仕事も朝一番からの充実した時間のおかげでバリバリこなすことができました。
こんな店構え、入らないわけにはいかないでしょ!
テーブル前の調味料の風景、僕は好きなんです。
本当に大満足のランチ。最高のシメでお仕事へ行けました。
コンパクトな旅だったけど、隙間時間の活用としては大成功かな。
次はどんな時間を過ごそうかなあ。


この記事へのコメント


ゆーだいすきかあさん

画像 味があります


コーヒーブレイク

わー本物の鬼ヶ島!


ポンちゃん

コンパクトな旅を堪能されて良かったですね!


ぽんで

ほとんど人の姿を見かけないんですね。


hirune

写真だけでも行った気分になりました


ほな

本当にこんな島があるのだ、びっくりしました。

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