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台湾で小休止〜イヤシ編〜

  • 2020.02.12
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長谷部 雅一



多忙な日々から一瞬逃亡。前回は訪れた台湾で面白かった事を書かせて頂いたが、今回は完全“ハセベ目線”のイヤシ編。
僕にとっての“癒し”とは何か?と問われれば、迷わず出てくるのが「散歩」「買い物」「飯」「酒」だろう。この欲望を充分に満たし、さらに普段自らやらなそうな事に挑戦できたらば最高な時間になること間違いなし。僕はその欲望を満たすべく台湾の町を練り歩いて来た。
エネルギーの塊である夜市は毎晩練り歩いた。色々な所からフワンと異国情緒溢れる様々な香りがするのが面白い。
この日はまた別の夜市へ足を運び、時々鼻の中を突き刺すように入ってくる臭豆腐の香りにクラッとしながら人混みの中をゆっくり歩く。そしてガタガタ揺れるアルミのテーブルに席をとり、魯肉飯(ルーローファン)と青菜、ビールを注文して間食タイムスタートだ。周りをキョロキョロしながら親指に付いていた魯肉飯の破片を口に入れてビールを飲んだときの背徳感は、なんとも表現しがたい幸せな瞬間であり、小さな大人の自由をジンワリと味わった。
魯肉飯と青菜の炒め物。本当に何を食べても旨かった。
ほろ酔い気分で夜市から商店街へ入って歩いていると、足マッサージ屋さんが目に入った。普段だったら通り過ぎてしまうところを、今回はあえて入ってみる。しかも異様に激しい客引きをするお店に引きずり込まれてみた。
人生初のマッサージは、思いの外気持ちよく、ちょっと癖になりそうだ。
これが思いもよらぬ気持ちよさ!現地の言葉が飛び交う店内で熟練のおじさんにギリギリと足をマッサージされる感じは、その雰囲気も相まって極楽気分だった。今まで「フンッ」と目も向けなかったくせに、今度は隣の人がやってもらっていた足の裏の角質を刃物で削るのをしてもらおうなんて次回の構想もしっかりたてている自分にビックリだ。
怪しげな雑居ビル一棟全てが布にまつわるマーケットになっていた。
写真は防水の布。きっとどこかに眠っているだろうお宝は今回発掘することができなかった…。
別の日は、ものづくり用の布の仕入れ。布のマーケットに潜入し、アウトドアに使えそうな布を探す。思わぬ掘り出し物には出会えなかったが、布屋、レース屋、オーダーメイドで服をつくる店と、大きな館内を練り歩きながら見えてきた台湾の生活感に大満足。
朝市では様々な食材が立ち並ぶ。僕はなぜかいつも精肉店に強く惹かれてしまう。
小さな小さなおかゆの屋台は、今回一番の当たり屋台だった。
無駄なくせっせとはたらくおばちゃんふたり。一瞬漏れ出る笑顔に癒されてしまう。
なんでもないのに完璧で、とても旨いおかゆだった。ごちそうさまでした。
早朝はマーケットを経由して、現地の人が多い場所で朝食をいただいた。完全なる直感で席に着いた、交差点にある小さな屋台のおかゆの器から出る湯気も、スープも何もかもが身体に染み入るほど旨かった。こういう、「当たり!」というお店に出会えると、旅の癒し感がぐっと高まってくれるのだ。
公共足湯スペースには、たくさんの人が健康のために訪れていた。
足湯にはちゃんとロッカーもあり、入れた物を誰かが持っていってしまおうなんて空気感もない。
せっかくだからと入ったものの、気持ちよすぎで出られなくなってしまう。
別の日に散歩の流れで見つけたのは、公衆足湯場。地元の人がなにやら井戸端会議をしながら楽しむ足湯に、僕もグッと引きつけられてしまった。もう、醸し出している空気感全てがすでに気持ちよさそうなのだ。少々お湯に浮かぶ小さなカス達が気になるも、間違いなく旦那の悪口を楽しんでいるだろうおばちゃん達に少しスペースを分けてもらってソロソロと足を湯に入れてみると、ちょっと熱めで深めのお湯は歩き回った足の疲れを吸い取ってくれるような心地よさがあった。何よりも地元の人の暮らしに混ざらせて頂いた感じが嬉しい。
キャンプ(登山)用品店の物色は僕の最大の癒し。
シングルバーナーとランタンコーナー。ここだけでもヨダレ物の商品がたくさんあった。
旅の締めくくりは、僕にとっての“癒しオブ癒し“といっても過言ではない、アウトドアショップ巡り。日本未入荷のアイテムを探し、アウトドアショップが建ち並ぶ通りを隅々まで見てまわる。時間を忘れて小物から大物にニンマリしながらひとつも見逃さないように物色。はたして僕はこの時間に何時間費やしていただろうか…。
買い物は大満足!あとはこれをニヤニヤしながらフィールドで使うだけ!
人に癒され、町に癒され、食に癒され、そして物欲に癒された台湾の旅。僕は間違いなく来年も行くだろうな。うん。人にはちょっと休憩が必要なのだ!(自分に言い訳)。


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長谷部 雅一 Masakazu Hasebe

アウトドアプロデューサー / ネイチャーインタープリター

1977年4月5日生まれ。埼玉県出身。有限会社ビーネイチャー取締役
2000年から2001年の世紀をまたぐ時期に丸一年をかけての世界一周の旅をする。

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この記事へのコメント

2020.03.13 13:16
みんなの笑顔が良いです。
ほな
2020.02.23 14:04
人口密度が高そう。
ほな
2020.02.21 16:24
美味しそうです!
だあ
2020.02.17 16:06
なつかしい光景です。
ほな
2020.02.14 07:20
足湯が深いですね。気持ち良さそう。
海外で食事っは躊躇しがちだけど、こんなに飛び込んでいけたらどんなに楽しいだろう。若い頃の一人旅を思い出しながら読みました。次の記事も楽しみです!
看護助手
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