夏になると大活躍するそうめん。約1〜2分茹でて冷水でキュッと締め、薬味を切れば、もう完成。美味しさはもちろん、世界に誇れるインスタント食品でもあります。でも、秋になり涼しくなると出番が少なくなってしまいます。温かいそうめんも美味しいけれど、茹でて冷水で締めてからもう一度暖かいお出汁に入れるので、そうめんの魅力である簡単さが薄れてしまいます。家族など、食べてくれる人がいれば頑張って作ることもできますが、自分ひとりならもっと手抜きメニューでいいと思うのが心情ですよね。
そこで、ひとり分でも作りたくなる、手抜きにゅうめんの作り方を紹介したいと思います。インスタントラーメンの作り方のように、麺の茹で汁で出汁をつくってしまうことが、簡単さの秘訣です。茹でて冷水で締め、さらに暖かいお出汁を用意する手間を一切省きました。
「それなら、めんつゆでそうめんを茹でればいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、そうめんは塩を含んでいるので、めんつゆで茹でると塩辛くなってしまいます。お湯から茹でて、そこに鰹節を入れて旨味を出してからめんつゆやお醤油で調整するとうまくいきます。薬味や海苔を入れると、薬味と海苔の「香り」、海苔の「旨味」が増すのでさらに美味しくいただけます。オイルを少々かけるのも、味が締まり、コクが増すのでオススメです。
詳しい工程は写真でどうぞ
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1)お湯を沸かして
2)そうめんを入れて
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3)鰹節や粉末の出汁を入れます(出汁パックの中身を入れてもOK)
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醤油、めんつゆなどで味を整えて器へ |
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薬味や海苔(青海苔、もしくは焼き海苔)を入れて、好みでオイル(ごま油、もしくはオリーブオイル)などを入れてください。 |
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調理道具は深めのプライパンが使いやすいです。お湯が茹でこぼれず、そうめんがすっぽり入るので、箸で一生懸命かき混ぜなくてもOK。
カップラーメンなら約3分。このにゅうめんの作り方なら3分を切る勢いで完成です。三つ葉やお麩を入れて、お吸い物としても良いかもしれませんね。
夏を過ぎて処分に困っているそうめんがあれば、ぜひこの簡単にゅうめんで、食べきってください。