残暑、散歩ストライキ中の犬と涼しい山へ。

  • 2026.09.08
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散歩に行きたくないモードになっているクマ
最近の暑さが厳しすぎて、我が家の相棒「クマ」がまったく散歩に行きたがらない。玄関でリードを見せた瞬間の、露骨な二度寝顔。無理やり外に連れ出しても、トイレだけ済ませたら「はい、解散」と言わんばかりに一直線で家へ引き返す…。9年一緒にいて、このストライキ的な散歩放棄の態度はここ数年のことだ。

涼しいところへ行こっか?
このままではクマの運動不足はもちろん、僕自身のトレーニング量もどんどん減っていく…。そこで思いついたのが、標高の高い場所へふたりで涼みに行くことだった。行き先は長野県の美ヶ原高原の駐車場からアクセスできる王ヶ頭(標高2,034m)。

登り始めの標高がすでに1,900mを超えているので、高低差はほとんどない。涼しさと絶景だけをいいとこ取りできる、なんとも僕らにとって都合のいいコースだ。彼がどう思っているかは分からないけど、win-winなはず!

助手席でやる気満々?!
当日、車に乗るやいなやクマは迷わず助手席へ。背筋をぴんと伸ばして、まるで「もう僕は出発準備完了です」と言わんばかりの顔つきで窓の外を眺めている。クマはいつも車に乗るのだけは早い…。
助手席で出発準備完了の顔。
でも、この顔を見た時点で、今日一日が良い日になる予感がした。途中、僕もクマもそろってトイレ休憩を挟み、美ヶ原高原の駐車場に到着。車を停めたらいよいよ僕たちのハイキングが始まる!

混雑を抜けて、ようやくふたりの時間
早速ハイキング開始!さすが気軽に行ける避暑地だけあって、ハイキング客が多い気がする。特にコロナ後から急激にこのエリアは混雑し始めた。僕たちは混雑エリアを一気に抜けて人通りが少ないトレイルに入る。ここからやっと、ゆっくりとしたふたりだけの散歩が始まるぞ!
さあ、ここからが本番!
たまの男同士の散歩とあって、つい自分たちに甘くなり、行きがけの買い出しではおやつも飲み物もお昼も、お互いの分を買いすぎてしまった…。クマには犬用のおやつと水を、僕はチョコのお菓子と炭酸飲料を。小休止を楽しみつつ、先へ進む。
おやつには、まさかの僕の生まれ年の記載!いいことありそう。
まだ蒸し暑いのでこういう日は炭酸が旨い!!
少しずつシンクロしていく僕たち
日常ではなかなか一緒にゆっくり過ごせないせいもあって、最初はふたりにとって心地よいペースがなかなか掴めない。クマの息づかいや足取り、最近の運動能力をじっくり見ながら、少しずつ息を合わせていく。
寄り道しながらクマと息を合わせていく。
調子が出てきたクマはどんどんスピードを上げていき、僕も負けじと小走りになる。気づけばシンクロ率も上がり、いつの間にかトレイルランニングになっていた。お互いハアハア息を切らせながら走り、途中で水分補給。これを繰り返していくうちに、スピード、休憩のタイミングと、だんだんとふたりの息がぴったり合っていく気がした。
気づけばトレイルランニング。
あやしい雲行きと、絶景のごほうび
今日は雲の動きが少し怪しい。色や流れを見ていると、どうやらあと数時間で雨が降りそうだ。歩みを進めながら、絶景ポイントで小休憩。ふたりでおやつを食べ、また歩き出す。
こういうふたりの時間は本当に幸せ。
途中ですれ違うハイキング客からは「四つ足で馬力があっていいわね〜」「かわいい」とクマに声がかかる。褒められているのがわかるのかわからないのか、そのたびにクマの足取りはどこか誇らしげに、そして軽快になっていく気がした。それもまたクマらしいと言えばそうかもしれないな。
あやしい雲行き…。
頂上のごちそうは、いつもの
あっという間に頂上へ到着。クマには追加のおやつ、僕は毎回楽しみにしている「山のカップ麺」だ。周りの方に迷惑をかけずに済む場所にベンチを見つけて拠点を構え、ラーメンタイムのスタート。

ボトルからまだまだ熱いお湯をカップ麺に注ぐ瞬間は、いつもお腹が鳴って、ほっぺたの辺りがきゅっとなる幸せの時間。3分待って、一気にかき込む。その間クマは、おこぼれを期待して僕の隣から離れない。「ごめんクマ。これはさすがにあげられないよ〜」
僕の楽しみ。クマ、ごめん!
山のカップ麺って本当に旨い。
少し大人になった?
ランチのあとはルートを変えて出発。広大な牧場を通る道で、前回は牛を怖がって吠えていたクマが、だいぶ落ち着いた様子でたくさんの牛を横目に、堂々と進んでくれる。こういう小さな成長に気づけるのも、一緒に山へ来る楽しみのひとつだ。
今回は牛にも安全に近づけた。大人になったなあ…。
そうはいっても人間でいうともう55〜58歳だから、僕を追い抜いてもう立派なオッサンだ。そりゃ少しは落ち着くかな。

お土産屋で、視線がずっと合う
途中、このルート上にあるお気に入りのお土産屋に立ち寄る。他のお客さんの迷惑にならないよう少し離れた場所にリードを結び、手早く物色しはじめる。それでも品物を見ながらふとクマの方を見ると、必ず目が合う。その視線に負けて、いつもより急いで買い物を切り上げてしまう。
お土産屋で僕を待つクマ。
もう少しお土産を選びたかったけど今日はタイムリミット!
たまにクマの方を見て手を振る僕の姿は、周りから見れば「この人、誰に手を振っているの?」と、ちょっと怪しく見えただろうなあ…。

駐車場、そして家路
帰りも同じ人混みポイントを慎重に抜けて、あっという間にスタート地点の駐車場へ。トイレではちょっとクマに待ってもらい、用を足したら車に直行。

クマの足を洗い、車のエアコンで身体を冷やしながら水をあげる。口の周りが水滴だらけになったクマが、どうしようもなく愛おしい。帰りの車でフロントガラスに叩きつけられる雨粒に気をつけながら運転し、時々視線に入るクマの爆睡している寝顔を見て、「また一緒に遊びに行こうね」と声をかけた。

9歳。人間で言えばもう若くはない歳だけど、まだまだ一緒に汗をかいて、一緒に息を切らせていたい。次は、どこに連れて行こうかな。


この記事へのコメント


hirune

ワン心は何を想ってるんでしょうかね~


M

クマちゃんかわいい!

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