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第148話 君のブレンド、僕のブレンド

  • 2022.03.17
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黒田 悟志



店では時折、ご注文を伺うと「ブレンドください。」と言われることがあります。“ブレンド”という言葉がコーヒーの代名詞として使われているのは分かっています。でも「日替わりのコーヒーがありまして、そちらで良いですか?」と確認した上で、日替わりのご注文として承っています。なぜなら“日替わり”にはいつもシングルのコーヒーを割り当てていて、本来の意味での“ブレンド”コーヒーではないからです。シングルとブレンドの違い。知っている人には当たり前かもしれませんが、よく分からない人やあまり気にしていない人も多いと思います。
このカップ&ソーサーはお気に入りの一つ。奥さんのモノですが笑
皆さんが飲んでいるコーヒーは、大別してシングル(シングルオリジンとも言う)とブレンドの二つに分けられます。シングルとは特定の地域・品種、単一のモノということ。つまり農産物としての産地の味わいそのものであり、“グァテマラ”や“コロンビア”といった地名で表していることが多いです。ブレンドとは、それらシングルの豆を様々に掛け合わせたもの=ブレンドしたものを指します。シングルに比べて複雑な味わいとなり、その奥行きや厚みが“美味しい”と感じさせるフックにもなっています。そして多くの場合、普通に「コーヒー」と注文したら出てくるのはブレンドです。
電球のような容器。
元は塩コショー入れですが、コーヒー豆のディスプレイに。
以前にもコラムで触れたことがある話なのですが、ブレンド作りはまず最初に作りたい味のイメージがあって、それを実現するためにアレコレ試して形にしていきます。例えば当店のファインブレンドも最初に40通りの組み合わせを試し、そこから絞り込んだ上で改良を加えていきました。つまりクリエイティブな作品作りとも言える訳ですね。だからブレンドを飲む時は、作り手がどんな味わいを表現したかったのか、想像しながら飲んでみると楽しいと思います。と、一般的には話はこれで終わる所ですが、僕はこの先の世界へ皆さんをお連れ出来ないかなぁ、なんて考えています。
ブレンド作りは最初に配合のコンセプトを考えるのですが、
そこから既に楽しいです。
皆さん、自分だけのオリジナルのブレンドコーヒーを作ってみたくないですか?ウチで扱っているシングルコーヒーを使って、お客様がオリジナルのブレンドコーヒーを作れたら楽しいんじゃないかなと思っていまして。現在ちょっとした経緯でオリジナルのブレンドをご用意するようになったお客様がいます。でも近々それをもっとオープンにして、誰でも楽しめるようにしたいと。店頭で扱っているシングルコーヒーの種類はあまり多くはないのですが、組み合わせる種類だけでなく配合比率によっても変化するので、その組み合わせはかなりの数になります。
実際に試作したものをドリップする時は、いつもワクワクします♪
もちろん、最初はどう組み合わせたら良いのか見当も付かないと思うので、店頭で味わいの好みなどを伺いながら、あなただけのオリジナルブレンド作りのお手伝いをしたいと思っています。コーヒーの世界は奥が深いと言われますが、それは誰もが気軽に楽しめる“懐の深さ”でもあると思います。今までコーヒー器具の使い方(淹れ方)については誰でも自由に楽しめましたが、素材であるコーヒー豆は目の前にあるものから選択するだけでした。オリジナルのブレンド作りは、素材自体も自分好みに操れる楽しさをもたらしてくれると思っています。乞うご期待!
この撮影専用に作ってみたブレンド。平和を祈って…。
※オリジナルブレンド作りは、体制が整い次第SNSなどで告知致しますので、今しばらくお待ちくださいませ。


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黒田 悟志 Satoshi Kuroda

Day Drip Company 代表

スペシャルティコーヒーと呼ばれる良質なコーヒーの世界。その魅力を伝える為に、勤めていた自家焙煎店から独立し、独自のブランド【Day Drip Coffee】を立ち上げました。

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この記事へのコメント

2022.03.25 14:49
色を見ただけで、香りがします。
ほな
2022.03.19 11:12
電球のディスプレイ可愛い!
ミキ
2022.03.18 14:35
ブレンド、って注文しても、お店によって豆が違うのですね!
勉強になりました。
だあきち
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