第116話 プラス サーモス公開!

  • 2020.11.27
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それはまだ夏の暑い盛りの事、コラムの窓口であるサーモスのYさんから、一件の「取材」依頼がきました。なんとサーモスに新しいwebサイトが立ち上がるというもので、「コーヒーの淹れ方についての記事を掲載したいから、取材をさせてほしい。」というものでした。それも記事を制作するプロダクションの方からあがってきた提案だそうで、そりゃもう本当にありがたくこちらからお願いしたいくらいのお話。自分の中では即決OKだったのですが、「前向きに検討するので、詳細のご連絡をお待ちしています。」なんて勿体ぶった返事をしちゃったりして。仕事なので確認の意味はあるのですが、あぁ、これがいわゆる面倒くさいオッサンってヤツなのか?(笑)
翌日、さっそく制作プロダクションの方からメールで企画書が届きました。ふむふむ…「自宅でハンドドリップ」、「美味しさを引き出す温度」など、イイ感じのキーワードが並びます。もちろんOKの返事をして、取材の日程を調整しました。そして9月初旬のある日に、僕の店Day Drip Coffeeで取材と撮影を行うことになりました。またロケハン(ロケーション・ハンティングの略、事前の現場確認ですね)も兼ねて挨拶に伺いたいとのことで、取材の前週にご来店いただくことになりました。メールでやりとりをしていたとは言え、初めてお目にかかるのはいつだって誰だってドキドキです。どんな人が来るのかな?
ロケハンの日。現れたのは聡明でかわいらしい女性~制作担当のSさんと、某大手芸能事務所の関西系アイドルにほんのり似ている(と僕は思った)執筆担当Nさんのお二人でした。実はこのNさん、プライベートでもコーヒー好きで、僕が一部監修に関わったコーヒーの書籍を愛読している人だったのです!そのせいか若干の緊張感を持って現れたNさん。まずはリラックスしてもらおうと、和やかに会話を進めていきました。なぜならこのロケハンの機会に、記事にしてもらいたい事柄を全部お伝えしようと狙っていたからです。そうすれば本番のインタビューも撮影も、「ここが重要!」と思う所にフォーカスしてもらえると思ったからです。
取材当日。制作のお二人の他、カメラマンさんとサーモスの担当者さんもいらっしゃいました。最初に撮影から始まりました。道具や豆の撮影、ドリップをしながら手順を追っての撮影と続きます。カメラマンさんは無駄にシャッターを切らない感じがして、好感が持てました。狙い通りのカットを押さえている証だからです。最後に“僕”の撮影へ。自分を撮られるのがホントに苦手で、いつも表情が固まってしまいます…。そして引き続きインタビューへ。Nさんが繰り出す質問は僕が表現したいポイントを突いたもので、ニュアンスをばっちり受け止めてもらえました。
そして11月16日、待ちに待った新しいwebサイトが遂に立ち上がりました!料理や健康関連など様々な記事と共に、僕の記事も公開されています。記事を覗くとハンドドリップに関するたくさんの情報が上手くまとまっていて、想像以上にボリューミーなしっかりとした記事になっています。サイトを見たウチの奥さんも「このまま本になるくらい!」と言っていました。今後は自分が開催するコーヒー教室などでもこちらの記事を紹介し、受講生の方には予習復習の参考書代わりにして頂こうと思います!またコラムをご覧の皆さんにも、ささやかな日常の中でコーヒーの「ちょっと楽しい」を発見して頂けたらと思います。
追伸
自分が発信したものを受け止めてくれた人がいたと知るたびに、いつも驚きと嬉しさを感じます。今回はそれが更に別の何かを生み出し、また新しい発信へと実を結びました。それもこれも、純粋にコーヒーの魅力を感じてそれを拾い上げてくれたり、僕の伝えたいことを文章や写真など様々な形で表現するプロがいてくれたおかげです。改めて制作のSさん、ライターのNさんはもちろん、関わった全ての皆さんにお礼申し上げます。ありがとうございました。


この記事へのコメント

ほな

コーヒー辞典がある。

ほな

いいセンスです。

ほな

ハンドドリップはすごい。

ほな

奥様の言われる通りです。

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