
食べると体がポカポカしてくる、それどころか食べ終わった後に汗かいていることが多いのが粕汁です。
祖父が健在だった頃、母が作る甘酒は、祖父好みに酒粕と砂糖をたっぷり入れたドロドロしたものでした。冬の台所から甘酒の香りがしてくると、酒臭くてなんとも憂鬱な気持ちになったのですが、お酒を飲むようになってからは、酒粕の香りがたまらなく好きになりました。笑
あんなに嫌いだったのに、好みが変わるのは本当に不思議なものですね。
粕汁は、冬野菜がたっぷり入って「冬料理代表」のような佇まいなのも愛おしいです。
初めて粕汁が美味しいと思ったのは、宮城の叔母が作ってくれたもので、塩を振って湯引きした鮭、大根、人参が入った定番の具材に、一ノ蔵(酒蔵)のトロリとした粕をたっぷり入れたものでした。鮭の油が滲み出て、その周りがほんのりピンク色をしていて、叔母が料理上手だったのもあって私にはとても豊かな味わいでした。大人の階段をひとつ上がったような食べ物でした。
そして先日、お節料理の残りの大根をいりこと粕、みそと鍋に入れてグツグツ炊いたところ、シンプルな材料なのに、驚くほど美味しい粕汁になりまして、、あれ??大根だけでも良いのかと目から鱗でした。
ということは冬に美味しくなる具材ならなんでも良いのでは?
この粕の懐の深さに全てを委ねてみようじゃないかということで、冷蔵庫整理を兼ねて粕汁を作りました。
残り野菜でカレーや具沢山のおみそ汁を作るようになんでも入れて粕汁にしてしまえば良いのです。
今回の私の材料は、お節料理の残りの牛蒡、切れ端人参、まもなくダメになりそうな大根、ネギの青い部分、タンパク質は鶏胸肉があったのでそれを使うことにしました。サワラの粕漬けの粕床があったので、それも始末してしまいます。
祖父が健在だった頃、母が作る甘酒は、祖父好みに酒粕と砂糖をたっぷり入れたドロドロしたものでした。冬の台所から甘酒の香りがしてくると、酒臭くてなんとも憂鬱な気持ちになったのですが、お酒を飲むようになってからは、酒粕の香りがたまらなく好きになりました。笑
あんなに嫌いだったのに、好みが変わるのは本当に不思議なものですね。
粕汁は、冬野菜がたっぷり入って「冬料理代表」のような佇まいなのも愛おしいです。
初めて粕汁が美味しいと思ったのは、宮城の叔母が作ってくれたもので、塩を振って湯引きした鮭、大根、人参が入った定番の具材に、一ノ蔵(酒蔵)のトロリとした粕をたっぷり入れたものでした。鮭の油が滲み出て、その周りがほんのりピンク色をしていて、叔母が料理上手だったのもあって私にはとても豊かな味わいでした。大人の階段をひとつ上がったような食べ物でした。
そして先日、お節料理の残りの大根をいりこと粕、みそと鍋に入れてグツグツ炊いたところ、シンプルな材料なのに、驚くほど美味しい粕汁になりまして、、あれ??大根だけでも良いのかと目から鱗でした。
ということは冬に美味しくなる具材ならなんでも良いのでは?
この粕の懐の深さに全てを委ねてみようじゃないかということで、冷蔵庫整理を兼ねて粕汁を作りました。
残り野菜でカレーや具沢山のおみそ汁を作るようになんでも入れて粕汁にしてしまえば良いのです。
今回の私の材料は、お節料理の残りの牛蒡、切れ端人参、まもなくダメになりそうな大根、ネギの青い部分、タンパク質は鶏胸肉があったのでそれを使うことにしました。サワラの粕漬けの粕床があったので、それも始末してしまいます。


とそこで、「この粕床にお肉をつけておけば柔らかくなるだろうな?」のアイディアが湧いてきました。加熱すると硬くなりがちな胸肉は、切って粕床をまぶして、野菜を切り終わるまでの間、20分ほど置いておきました。

さていよいよ残り物の粕汁を作ります。
①鍋に、同じぐらいのタイミングで火が通るように切った野菜を入れます。
ねぎは仕上げに入れるので、小口に切って水にさらし辛みをとってから水気を絞っておきます。
①鍋に、同じぐらいのタイミングで火が通るように切った野菜を入れます。
ねぎは仕上げに入れるので、小口に切って水にさらし辛みをとってから水気を絞っておきます。

②粕とおみそを入れます。(鶏肉にまぶした粕床では味が足りなさそうなので、)

*みそは仕上げにも加えるので、野菜に下味がつく程度に入れます。(ここポイントです)
③さらに、出汁を入れます。(だし汁がなければ出汁パックや、そのままいりこを入れても良いです。)
そして火にかけます。
④沸騰してグツグツしてきたら、鶏肉を1枚づつ入れてそのまま野菜が柔らかくなるまで(今回の野菜の切り方でしたら10分ほど)煮ます。
シャトルシェフで作る場合は、5分ほどグツグツ煮てアルコールを少し飛ばしてから保温容器に入れると良いです。
③さらに、出汁を入れます。(だし汁がなければ出汁パックや、そのままいりこを入れても良いです。)
そして火にかけます。
④沸騰してグツグツしてきたら、鶏肉を1枚づつ入れてそのまま野菜が柔らかくなるまで(今回の野菜の切り方でしたら10分ほど)煮ます。
シャトルシェフで作る場合は、5分ほどグツグツ煮てアルコールを少し飛ばしてから保温容器に入れると良いです。

⑤最後にみそで味を調えますが、代わりに醤油でも構いません。
碗によそい、ねぎを添え、好みで七味やゆずを吸い口に。
とってもおいしく仕上がりましたが、これは料理の腕なんかでなく、粕とみそのおかげなのでしょう。毎回作っても、毎回盛り上がる私がおります。
これに炊き立てのご飯があれば、もう最高です。お腹があったまって、ぽっかぽか。
スープジャーに入れてランチにも良さそうです。
冷蔵庫の残り野菜を探して、ぜひ粕汁作ってみてくださいね。
*粕は種類によって、固さ(水分量)がだいぶ違います。もし固い粕の場合、水少々を加えて電子レンジにかけて柔らかく練ったり、お湯で溶いてから使うなど工夫してお使いください。
これに炊き立てのご飯があれば、もう最高です。お腹があったまって、ぽっかぽか。
スープジャーに入れてランチにも良さそうです。
冷蔵庫の残り野菜を探して、ぜひ粕汁作ってみてくださいね。
*粕は種類によって、固さ(水分量)がだいぶ違います。もし固い粕の場合、水少々を加えて電子レンジにかけて柔らかく練ったり、お湯で溶いてから使うなど工夫してお使いください。
この記事へのコメント
ちょみ~☆
私も酒粕、大好きでハマってます(^^♪お味噌汁、甘酒、ドリンクの入れて毎日摂取!体の中から綺麗に健康な体をゲットしたいですね~☆
taka3411
頑張ってください。
さも
味噌汁に少し粕を入れたり、日常に取り入れたいです!
春
粕汁大好きです!味噌汁を飲まない私が毎日でも飲みます。大根だけでも大好き
にこ
粕汁大好きです。心も体も暖まりますね。
mako
粕汁さっそく作ってみました。
おいしくて温まりました♪
ハナコ
粕汁大好きです!
みそじじぃ
ナイスですね!
ガチャピン
沖縄県の伝統古酒「泡盛」の酒粕が存在すれば、美味しさが増します。
かぐや姫
敬遠している食材の一つ〜
あまり良い思い出がないので
美味しいのでしょうか
コレステロール
寒いこの時期に良さそうです、
作った事無いので暖かくなる前に挑戦してみようかな!
ほな
体がいっぺんに温まります。うまいぞ。
ゆーだいすきかあさん
湯豆腐をしようと思って・・・でも温まりたくて
酒かすを入れたら berryグッとでした(o^―^o)
酒かすマニアなので…(笑)
いつも隠し味にも 酒かすを気軽に使っています!
定年ゴルファー
冬は身体が温まっておいしいですよね!!
瀬古の親父
美味しそう。
早速作ってみよう。
江戸っ子
けんちん汁の味つけは、味噌と醤油を繰り返していましたが、粕漬味も加えてみたいです。
だあきち
お肉のひと手間が、さすがプロの技ですね!
おいしそうです(^^)
はる326
美味しく野菜がとれますね。
mako
彩りが良くて、とてもおいしそうです♪
かおるん
寒い日は粕汁いいですよね。
鶏肉で作ったことが、なかったです。
美味しそう!!
ポンちゃん
寒中の時期に良さそうな暖かなメニューですね!
ぽんで
こういった料理もあるんですね
チャロパパ
美味しいですよね。
コーヒーブレイク
私も頂き物の酒粕で、甘酒の美味しさを再認識。麹の甘酒とはまた違うし、料理にもチャレンジしたいです
hirune
酒粕で魚やミソ汁で元気をもらってます!
芒果6號
なるほどと頷きながら読みました。
けんちん汁を鍋いっぱいに作ったので、小鍋に移して鶏肉入れて煮込んで酒粕を入れてみます。
スッチー
良いです。